記憶の図書館

ゲーム概要

ゲームの目的

プレイヤーは「記憶の司書」となり、散逸した知識や記憶の断片を収集し、「知識の書」として再構築することで、最も多くの勝利点(VP)を獲得することを目指します。

勝利条件

ゲーム終了時に最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝者となります。

プレイ人数

2〜4人

プレイ時間

約30〜45分

対象年齢

10歳以上

ゲームの魅力

  • 戦略的なカード収集とエンジン構築: 記憶の断片カードを効率的に集め、知識の書を完成させることで、強力な特殊能力を持つエンジンを構築できます。どの知識の書を優先的に完成させるか、どのような特殊能力の組み合わせを目指すかによって、プレイヤーの戦略は大きく変化します。
  • 「忘却」システムによるジレンマ: 手札のカードを「忘却」することで一時的な強力な効果を得られますが、忘却したカードは勝利点になりません。このジレンマがプレイヤーに深い戦略的選択を迫ります。短期的な利益と長期的な勝利点のバランスをどう取るかが鍵となります。
  • インタラクティブな特殊能力: 知識の書や忘却した記憶の断片が持つ特殊能力は、他のプレイヤーの行動に影響を与えるものもあり、プレイヤー間の駆け引きが楽しめます。相手の戦略を読み、適切なタイミングで妨害したり、自分の有利な状況を作り出したりすることが重要です。
  • 高いリプレイ性: 毎回異なるカードの出現順序や、プレイヤーの選択によって、ゲーム展開は大きく変化します。様々な戦略を試すことができ、何度でも新鮮な気持ちでプレイできます。
  • 美しいアートワークと世界観: 荒廃した図書館という神秘的な世界観と、それを表現する美しいアートワークが、プレイヤーをゲームの世界に深く引き込みます。

戦略のヒント

  • 知識の書の完成を急ぐか、忘却で短期的な優位を築くか: どちらの戦略も勝利に繋がりますが、状況に応じて柔軟に切り替えることが重要です。
  • 市場の動向を常にチェック: 必要な記憶の断片カードが市場に出ているか、他のプレイヤーが何を狙っているかを常に意識しましょう。
  • 相手の戦略を妨害する: 知識の書や忘却の特殊能力の中には、相手の行動を制限したり、コストを増やしたりするものがあります。これらを効果的に活用することで、ゲームを有利に進められます。
  • 手札の管理: 手札制限を意識し、不要なカードは早めに捨て札にするか、忘却して活用しましょう。
  • ワイルドカードトークンの活用: 「哲学者の石」で得られるワイルドカードトークンは非常に強力です。必要な記憶の断片カードが手に入らない場合に活用したり、特定の知識の書を完成させるための最後のピースとして温存したりするなど、戦略的に使用しましょう。
  • ラウンドトラックの意識: ゲームの終了が近づくと、残りのラウンド数と自分の勝利点状況を考慮し、短期的な利益を追求するか、長期的な勝利点獲得を目指すかを判断する必要があります。
  • 相手の忘却エリアの監視: 相手が忘却した記憶の断片カードの特殊能力は、次の相手の手番の開始時まで持続します。相手の忘却エリアを監視し、その効果を予測して自分の行動を調整しましょう。
  • 知識の書市場のリフレッシュ: 「知識の書を再編する」アクションは、知識の書市場のカードが自分の戦略に合わない場合に有効です。コストを支払ってでも、新しい選択肢を得る価値があるかを見極めましょう。